[経営管理] 海外赴任を経て、多面的な視点から会社に貢献できる人材になりたい。

[経営管理] 海外赴任を経て、多面的な視点から会社に貢献できる人材になりたい。

2020年4月掲載

● 主な業務内容
私は本社・大津工場に入社後、経営管理部(当時、経理部)に配属となりました。初めは、基礎的な経理業務から親切に教えていただきながら、アメリカ拠点の経理部門と本社を繋ぐための窓口を担当しました。約10年間、日本で経営管理部に所属したのち、現在はシンガポール・インドネシアに赴任し、経営管理部門を中心に業務に励んでいます。具体的には、本社と現地を繋ぐ役割を担い、資金管理、利益管理、日次業務の確認等をローカルスタッフと協力しながら行っています。

● 3つの経験
入社から現在に至るまでに、たくさんの貴重な経験をさせていただきましたので、ここでは3つの経験をご紹介します。

1つ目は、現在の海外赴任に至るまでに、経営管理部として約10回の海外出張をさせていただけたことです。初めての海外出張は入社5年目でのアメリカ行き1週間でした。その一年後に再度アメリカへ約3ヶ月の出張。それまで、海外に対して消極的だった自分がこの2回の出張の中で、同じ日伸グループで働く海外の方々と実際に対面で接し、現地の言葉ができなくとも一緒になって仕事をしたことで、海外への興味が非常に強くなる分岐点となりました。

2つ目は国内での経験ですが、「職場を耕す会」に会社代表として参加できたことです。この会は同業他社(私の参加年度は7社)から各2名ずつが集まり、某大手企業出身の講師によるモノづくりの原点・基本を探求し、職場づくりと経営体質強化を図る講義を受けるものです。毎月取組み課題があり、参加者全員の前での発表も行いましたが、普段人前で話す機会が少なかった(苦手だった)自分にとっては良い経験となりました。また、月に1回、各社が開催会場となり、各御会社の工場見学を通じて新たな発見があったことに加えて、合計9回の開催の中で参加者メンバーとの人間関係を築くこともできました。

3つ目も国内での経験ですが、某大学の社会人学び直しプログラムに通わせていただけたことです。そこでは、ASEAN地区を中心とした異文化理解を深めつつ、経営的視点も学ぶことができるプログラムで構成されており、学生時代ではあまり感じられなかった、学ぶ楽しさを感じることができました。また、ここでも講師の方々や他社の諸先輩方との人脈作りもでき、今でも連絡を取り合う繋がりとなっています。

以上が貴重な経験の3つとなります。製造業の事務として働きながらも、モノづくりの勉強会に参加、海外出張、また各種研修に参加でき、どの部署に所属しても様々な良い経験ができる会社だと感じています。また、個々の良いところを向上させ、苦手なところを克服できる、人間としても成長させてもえらえる会社です。今も海外工場で働くという貴重な経験を日々送っています。

● 海外赴任
入社11年目で、シンガポール・インドネシアへの海外赴任となり、1年と少しが経過し現在に至ります。赴任当初はほとんどが初めての事ばかりで新入社員に戻ったような新鮮な気持ちになりました。仕事では、言葉の壁(今でも日々勉強中!)、文化の違い、人間関係等で、日本での仕事より苦労することが多くありますが、その中でも楽しさやおもしろさを覚えながら取り組んでいます。また、日々発生する問題も、日本人出向者をはじめとする現地の人々と協力しながら解決に励んでいます。

● 今後について
まずは、海外赴任期間での業務に集中したいと考えています。現在抱えている問題を解決し、将来に有効な仕組み作りをすることが短期的な目標です。長期的には、国内外問わず、さらに仕事の幅を増やして、会社全体の成長に貢献できる人材になりたいです。

● 家では2児のパパです
家庭では2児の父親をしており、家族で海外生活を送っています。休日は家族で公園に行くことや、ショッピングモールに出掛けて遊ぶことが楽しみです。
また、趣味のフットサルを現地従業員の方々と一緒に楽しみながらリフレッシュしています。

最後になりますが、これを読んでいただけた方々と共に仕事をできる日を楽しみにしています。

● 上司コメント(経営管理部 森)
入社6年目でのアメリカ3か月間の出張。物怖じせず積極的に現地社員とコミュニケーションをとり、出張期間中に現地社員のホームパーティに招かれるまでに。現在は、経理の仕事だけでなく、シンガポール・バタム工場の経営問題を解決する為、日々経営管理の仕事に取り組んでくれています。いつも難しい課題をチャンスと考え挑戦していくF君には、今後も海外赴任中に起こる様々な経験を糧に更に成長し、将来は国内外の全社の経営を管理してくれることを期待しています。

● 上司コメント(インドネシアバタム工場社長 大谷)
シンガポール/バタムグループへ赴任して1年が過ぎましたが、現地社員の信頼も厚く、グループにとっては無くてならない存在になってくれました。F君の素晴らしいところは、何でも吸収しようというチャレンジ精神の旺盛さと、それをしっかりと考え、柔軟に消化して日々の業務に繋げてくれている部分です。また、中長期的なビジョンを持ちながら、主体的に行動を起こせる経営視点での仕事のスタイルを早くから身に着けてくれています。今後もどんどん成長し、広い視野を持った貴重なグローバル人材になってくれることを期待しています。