[開発]中国 北京工場への赴任を経験し、さらにグローバルに開発・改善できる技術者になりたい。

中国 北京工場への赴任を経験し、さらにグローバルに開発・改善できる技術者になりたい。

2016年10月掲載
baba0

海外赴任をきっかけに

私は入社後、製造研修を終え、試作という工程を担当していました。試作とは設計・製作された金型を組付け製品を作り出す部門です。初めて自分が試作し立ち上げた金型は現在も北京工場で量産されています。

試作した金型を移管する為に北京出張を行ったのを機会に入社3年目より北京に赴任することになりました。

北京での業務は多岐に渡り、金型改善・製造改善・納品対応・お客様対応と従来の試作とは大きく異なる仕事が多くなっていきました。

新規試作という仕事から改善試作を主に行い、現行型の設計見直し・加工工程見直し、更に効率や金型調整を容易に出来る様に改善活動を行いました。

海外工場には各部門のエキスパートが赴任しています、若くから海外赴任し分からないことがあっても、いろいろなことを教えてもらえ、考え方の幅が広がりました。

海外赴任の4年間は辛いこともありましたが金型だけでなく多くのことを学び、経験することができ、楽しく充実した日々でした。

海外赴任を終えて

日本では金型試作だけを行い、金型設計変更や品質確認は専門の担当者に任せて製品寸法を確認し、良品を作るという仕事の進め方でした。

北京工場に赴任後は可能な限り自分で行い、全てのことを把握出来る様、努めました。 日本と同じ考え方では海外工場では通用せず、まずは自分の考え方も改めて取り組む必要がありました。

お客様から頂いた製品図面の寸法、公差の意図を考えどのように満足させられるか、寸法測定方法により規格満足できるか検討しました、図面を見れる技術者でなく、図面が読める技術者になることを目指しました。

海外工場でのものづくりの難しさを感じました。

海外工場では、すべてのことに気配りが必要であり前段取り、根回しが重要になってきます。言葉の壁もそうですが考え方が違い非常に苦労しました。

必ず2手、3手先までの方案を考えておき、失敗は許されないという緊迫した中での仕事を行い、現地社員との関係を築きました。信頼を得るのは、難しいことだと実感しました。

海外工場では作業員の入れ替わりも日本に比べて多く、技術の蓄積というのは厳しい現状でした。

誰が生産しても同条件の上、不良が出来ない究極の金型の必要性を感じました。高精度・高難易度な製品を生み出す金型でも生産しやすく、不良の出ない金型工程から構造まで考える難易度の高い仕事を行っていました。

baba2

現在の業務内容

帰任後は、海外赴任での経験を活かす為、金型設計部門に配属されました。 現在は、金型設計だけでなく金型改善や赴任していました北京工場への改善支援を主に取り組んでいます。 金型改善の際は工場に入り、日々生産している人と一緒に問題点を把握し早急に改善出来る様、コミュニケーションを取り頑張っています。

今後は、金型設計の段階で想定される問題点をなくし、生産性が高い金型を設計できればと思います。

また北京工場以外のシンガポール工場、インドネシア工場、アメリカ工場でも開発活動・改善活動を実施できる技術者になることが最終目標です。

開発技術部 金型技術課 馬場直樹

baba3

(上司コメント)

馬場君は大津工場での現場研修を終えて間もなく、大量の新規金型立上げで一番難しく、大変な時期の北京工場に出向させました。

行った当初は頼りないレベルでしたが、私も年に数回北京を訪問していると、行く度にスキルアップしていることを感じられたり、ローカルメンバーと協力し合って、改善に取り組む姿を見ることが出来ました。

今は帰国して金型設計を担当させてますが、必ず現場で使い易い金型設計が出来る人材に育ち、今後もグローバルに大きく活躍出来る人材に育つことを期待しています。